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2カ月ぶり実戦復帰のオリ・平野佳「直前に違う箇所を故障したり…」「若い子とアピールを一緒に」

スポニチアネックス 2024年7月19日 5時2分

 オリックス・平野佳がウエスタン・阪神戦で2カ月ぶりの実戦登板に臨んだ。8回から登板し、井坪からフォークで空振り三振を奪うなど1回1安打無失点。最速は144キロで「クイックも2球だけですけど、試せたので。ちゃんと投げられたのはよかった」と汗を拭った。

 今季は開幕から抑えを務めるも、5月3日に右肘の張りを訴えて登録を抹消。同17日に1軍復帰も、復帰登板となった19日の楽天戦で2点リードを守れずセーブに失敗し、同22日に再び右肘の張りを理由に出場選手登録を抹消されていた。

 2度目の登録抹消後から実戦復帰がこの日までずれ込み、「もうちょっと早く登板できるかなと思ったけど、直前に違う箇所を故障したりとかもあった」と明かしたレジェンド右腕。だからこそ、この日の登板を終え「正直、どうなるか分からなかったので。滅多打ち食らうかも知れないし、どこか痛くなるかも分からなかったので。ちゃんと無事に終わったのでよかったです」と胸をなで下ろした。

 抹消に際し、厚沢投手コーチは「9回を投げる準備をしてきてもらう」と復帰まで期限を設けない方針を口にしていた。「2軍の監督、コーチがいけると思って(1軍に)推薦してもらってよばれれうまで、ここで若い子とアピールを一緒にするだけ。別に特別じゃないんで。頑張っていきたいと思います」と平野佳。NPBのみでの通算250セーブにあと1と迫るレジェンド右腕が、1軍復帰に向けて確かな一歩を踏み出した。(阪井 日向)

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