阪神の岡田監督が18日、帰阪前の都内で取材対応した。19日からの広島3連戦へ「サイン見落とし厳禁」を掲げた。
―20日の先発は?
「及川や」
―岡留の名前も挙げていた。
「岡留はちょっとなあ、サイドはしんどいんちゃうかって」
―広島は左打者も多い。
「やっぱりなあ。左が多いからのう」
―及川はいけるとこまでか
「(先発として)普通に投げさせるで」
―及川は今年はずっと先発してきた。
「良かったら、次のカードもあるからな」
―彼にとってもチャンスつかんだら大きい。
「前は自分でマメをつくったんや。別に悪くなかったしな」
―カープは外国選手が出てきた。
「最初にいたやつやろ?」
―骨折をして落ちた。
「シャイナー?知らんて(笑い)。2軍の試合をちょっと見たけどな」
―印象は?
「ないない。内野やろ。ファーストか」
―8番。
「ふふっ」
―前半戦は我慢我慢でやってきた。最後のカードを迎える。
「まあなあ、区切りやけどな、継続やろ。(中断期間は)4日間くらいしかないもんな、今は。そんなにはっきり区切って再スタートっていうアレでもないからな。期間が短いからな」
―前半戦最後のカード。貯金で終わりたい。
「そらそうや。広島はピッチャーもええのが来るけどな。でも、誰が来ても一緒よ。はっきり言って。みんな当たってるピッチャーやからな」
―知らないのよりかは。
「そらその(対戦経験がある)方がええよ」
―東京ドームではベンチがやってほしいことを、選手がなかなかできなかった。
「やってほしいことなんかあれへんよ、はっきり言って。普通にやったらええだけの話やん」
―別に奇策みたいなことをしてるわけではない。
「そんなんなんにもしてない。ヒットエンドランは、バットを振るんやろ?振れへんねんから。そんなん野球じゃないよ」
―昨日もサインの伝達など嘆いていたが?
「スコアブックには載らんようなことやけど、いっぱいあるわ。1試合に3つも4つもあったら、そら勝てんわな。昨日も、流れとかもチグハグになるから。そうなると、やっぱり後手後手になってしまうんよ。相手にも何か考える余裕が出てくる。パッパッパといかなあかんねん、流れ的にな」
―相手にも作戦が分かってしまう。
「そら分かるよ、あんな仕草を見とったら」
―次の3連戦はそういうところをしっかり。
「できへんやん。できてへんけど、何とかしのいでたけど、競ったゲームになったら、それで負けるっていうことや。野球がヘタな方が負けるいうことや、パッパッパと、バントにしろエンドランにしろ、一回でサインを分かりゃええことやん。それができへんから」
―昨年はできていたのに。
「去年はもっと勝ってるから余裕があったやん。誰でも、そうや。こういう時にちゃんとできるかどうかやから、競った時にモロに出るんよ。そういうことやろ」
―その点に尽きる
「うん。そんなもん、勝ってる時は誰がやってもな(うまくいく)」