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御嶽海 土俵際執念で大関撃破!琴桜を逆転下手投げ 若手には「まだまだ負けられない気持ち」

スポニチアネックス 2024年7月19日 4時35分

 ◇大相撲名古屋場所5日目(2024年7月18日 ドルフィンズアリーナ)

 元大関の平幕・御嶽海が意地の大関撃破だ。土俵際の投げの打ち合いを制して琴桜に逆転勝利。初日の関脇・大の里に続き、勢いのある若手を破った。唯一全勝の横綱・照ノ富士は平幕・豪ノ山を押し出して5連勝。カド番の大関・貴景勝は会心の攻めで宇良を下し2勝目を挙げた。

 執念という言葉を投げかけられると御嶽海は「そうですね」と力強くうなずいた。土俵際で琴桜の上手投げで裏返しにされそうになる大ピンチ。しかし「あれがなかったら投げられていた」と右で相手のさがりをつかんで踏みとどまると、体を寄せながら起死回生の下手投げ。物言いがついた投げの打ち合いは大関の体が先に落ちた。過去2勝7敗の相手に粘り勝ち、連敗は3でストップ。「体が動いている。今場所は負ける相撲も悪くない」と表情を引き締めた。

 長野県上松町出身。18年に初優勝した名古屋は「今日もたくさんの声援があった」と、ホーム感覚で戦える利点がある。初日の大の里に続き、若手に厳しさを叩き込み「まだまだ負けられない気持ちはある」と風を切るように支度部屋を後にした。

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