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U23日本代表 強豪国相手に攻守で課題明白

スポニチアネックス 2024年7月19日 4時47分

 ◇U-23国際親善試合 日本1-1フランス(2024年7月17日 トゥーロン)

 【記者の目】中盤の陣形から守備の乱れが目立った。隙を突かれたアンカーのサイドを、センターバックがカバーするも空いたDFラインの穴を抜けられ、被シュートは18本。この日のフランスは決定力を欠いたため1失点で済んだが、五輪では大量失点につながりかねない。4―3―3の基本布陣も、例えば試合中に3バックに変化させるなど臨機応変さを持ちたい。

 攻撃面も迫力不足は否めなかった。藤田の先制弾は鮮やかだったが、シュートはこの1本だけ。五輪最終予選から続く前線の得点力不足は解消されていない。初戦で対戦するパラグアイはブライトンのFWエンシソやOA枠2人を緊急招集し、戦力を増した。序盤で勢いをつける一発を決められるかが勝敗を左右しそうだ。もっとも日本もチーム全員がそろったのが前日16日で、フランス戦は「調整」の意味合いも強かった。開催国相手に完全アウェーの雰囲気を体感し、ドローに持ち込めたことは自信になったはず。最後の瞬間まで課題を突き詰めればメダルは見えてくる。残された時間はまだある。(五輪サッカー担当・滝本雄大)

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