◇第106回全国高校野球 岩手大会準決勝 金足農―秋田工（2024年7月19日 八橋）
秋田トップの決勝進出を懸けた一戦は、試合に先立ち両チームのスタメンが発表された。
金足農はオリックス・吉田輝星投手の弟で最速145キロ右腕のエース・大輝投手（2年）はベンチスタートとなった。先発にはここまで「2番・右翼」で出場してきた近藤暖都外野手（3年）が上がる。
吉田は初戦となった10日のノースアジア大明桜戦は延長10回を投げ抜き、5安打2失点、11奪三振の好投を披露。連覇を狙った第1シード撃破にチームを導いていた。13日の大館桂桜との3回戦は公式戦初完封を達成し兄がエースで甲子園準優勝した18年以来、6年ぶりのベスト8進出を決めた。前回16日の準々決勝でも6安打完封で4強入りを決め、連続無失点を21回に伸ばしていた。
一方、秋田工はエースの檜森康佑投手（3年）に大一番の先発を託した。打力を武器に勝ち上がってきただけに、序盤からペースをつかみたい。