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中谷潤人、300グラムアンダーで前日計量パス ベルトを指さす挑戦者に”It's Mine”

スポニチアネックス 2024年7月19日 13時10分

 ◇WBC世界バンタム級タイトルマッチ 王者 中谷潤人(M.T)<12回戦>同級1位 ビンセント・アストロラビオ(フィリピン)(2024年7月20日 東京・両国国技館)

 あす20日に開催される「PRIME VIDEO PRESENTS LIVE BOXING 9」の公式計量が19日、東京ドームホテルで行われた。WBC世界バンタム級タイトルマッチは初防衛を目指す3階級制覇王者・中谷潤人(26=M.T)がリミットを300グラム下回る53.2キロ、挑戦者の同級1位ビンセント・アストロラビオ(27=フィリピン)が200グラムアンダーの53.3キロで、ともに一発パスした。

 中谷はWBCのベルトを肩にかけて経口補水液を一口飲み、日の丸を背負って写真撮影に応じた。アストロラビオは計量をクリアするとマッスルポーズを披露。フェースオフではアストロラビオが中谷の持つベルトを”俺のだ”と言わんばかりに指さすと、中谷は”It's Mine”とささやきながら左手で胸を叩いた。

 取材に応じた中谷は「体調も良くて減量もスムーズだった。(相手がベルトを指したが)気持ちが入っていたし、強く持っていた」と説明。難しいと言われる初防衛戦については「気にしてない。頑張ってきたことを出すだけ。ネガティブなことはない。減量もスムーズにできたので」と話した。

 中谷は今年2月、同じ両国国技館でアレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)に6回TKO勝ちしてWBC世界バンタム級王座を奪取。4月には米専門誌リングマガジンが選定するパウンド・フォー・パウンド(PFP、全階級を通じての最強ランキング)で10位にランクイン。4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(大橋)に続く日本の軽量級スターとして、世界でも注目される存在に浮上した。初防衛戦では今後の統一戦のアピールを狙っており、18日の公式会見では統一戦で対戦したい相手として井上尚弥の弟でWBAバンタム級王者の拓真(大橋)を挙げていた。

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