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挑戦者ロドリゲス、全裸で2・9キロオーバー 田中恒成「再計量?無理だと思います」

スポニチアネックス 2024年7月19日 13時15分

 ◇WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ 王者 田中恒成(畑中)<12回戦>同級12位 ジョナタン・ロドリゲス(メキシコ)(2024年7月20日 東京・両国国技館)

 あす20日に開催される「PRIME VIDEO PRESENTS LIVE BOXING 9」の公式計量が19日、東京ドームホテルで行われた。WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチは初防衛を目指す王者・田中恒成(29=畑中)がリミットの52.1キロで一発パスしたが、挑戦者の同級12位ジョナタン・ロドリゲス(28=メキシコ)はリミットを2・9キロもオーバーする55.0キロで再計量となった。

 計量をクリアしてマッスルポーズを見せた田中に対し、頭髪を丸刈りにして計量会場に登場したロドリゲスは最初からパンツを脱ぎ、バスタオルで前を隠されながら計量台に乗ったが、大幅な体重超過。それでもフォトセッションは行われ、フェースオフでは田中が約5センチまで顔を近づけてにらみつけた。ロドリゲスには2時間の猶予が与えられるが、再計量でもパスできなければ失格となる。

 取材に応じた田中は、怒りはあるかと問われ「そういう感情はないです」。集中を乱された?にも「それもないです」と答えたが、再計量でクリアの可能性は「無理だと思いますよ」と話した。「試合前日になって相手のことを考えていられない。今日(リカバリーで)やること、たくさんある」とし、「自分は明日、思い切りやるだけ。髪も久々に染めて若返ったし、やりますよ」と静かに闘志を燃やした。

 田中は今年2月、今回と同じ両国国技館で行われたWBOスーパーフライ級王座決定戦でクリスチャン・バカセグア(ニカラグア)に3―0で判定勝ちし、史上最速のプロ21戦目で4階級制覇を達成。しかし、試合内容に納得できなかったとあり、18日の公式会見では「圧倒しながら倒せたら最高」と初防衛に意気込み、自身が20年に敗れた井岡一翔(志成)を7日にWBA&IBF統一王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)との統一戦を希望していた。

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