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田中恒成の初防衛戦中止 計量で挑戦者2・9キロオーバー 足にけいれん、再計量できず

スポニチアネックス 2024年7月19日 14時55分

 あす20日に開催される「PRIME VIDEO PRESENTS LIVE BOXING 9」の公式計量が19日、東京ドームホテルで行われ、WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチは初防衛を目指す王者・田中恒成(29=畑中)がリミットの52.1キロでパスしたのに対し、挑戦者の同級12位ジョナタン・ロドリゲス(28=メキシコ)は2・9キロも超過する55・0キロ。再計量もできず、両陣営が協議した上で試合は中止となった。

 畑中ジムの畑中清詞会長によると、ジョナタン・ロドリゲス側から「足にけいれんを起こしている。これ以上(体重落とす努力)は健康管理上、問題がある」と連絡を受けたという。畑中会長は「ウチとしても、2階級も上の選手と試合をやらせられない。悪い例(計量オーバーでも試合できると)をつくるのはよくない」と中止決断の理由を説明した。

 WBC世界バンタム級タイトルマッチは初防衛を目指す3階級制覇王者・中谷潤人(26=M.T)がリミットを300グラム下回る53.2キロ、挑戦者の同級1位ビンセント・アストロラビオ(27=フィリピン)が200グラムアンダーの53.3キロでパス。WBO世界フライ級王座決定戦は8年ぶりの世界挑戦となる同級2位・加納陸(26=大成)がリミットより100グラム軽い50.7キロ、同級3位アンソニー・オラスクアガ(25=米国、帝拳)が300グラムアンダーの50.5キロだった。

 また、プロボクシング4戦目で初の10回戦に臨むWBA世界バンタム級7位の那須川天心(25=帝拳)は契約体重リミットの120ポンド(54.4キロ)で、WBA同級4位のジョナサン・ロドリゲス(25=米国)は400グラム軽い54.0キロで、こちらも両者一発パスした。

 試合のもようは動画配信サービスのアマゾンプライムビデオで20日午後6時から独占生配信される。

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