◇大相撲名古屋場所6日目(2024年7月19日 愛知・ドルフィンズアリーナ)
またも救急車が出動するアクシデントが発生した。東幕下28枚目の長内(25=高砂部屋)が大野城(28=高田川部屋)に寄り倒しで敗れ、土俵下で動けなくなった。
右四つで攻め込まれた土俵際、左上手から逆転の投げを狙いながら仰向けに倒れて土俵下へ落下。今年の春場所から土俵近くに常駐するようになった救急救命士がすぐに駆けつけ、担架に乗せられて花道を引き揚げた。取組から約20分後には救急車で病院へ。4日目の朝乃山に続き、高砂部屋の力士が救急搬送される事態となった。
部屋付きの若松親方(元幕内・朝乃若)によると、意識ははっきりしており医師の問いかけに応じて話せているという。手足も動くが、握力は一時的に弱っており、首を痛めて神経が圧迫されている可能性が高いようだ。
高砂部屋力士の相次ぐ受難。大事に至らなければいいが、容態が心配される。