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須磨翔風 阪神・才木の母校がコールド勝ちで5回戦進出 次戦は滝川二と激突

スポニチアネックス 2024年7月19日 19時50分

 ◇第106回全国高校野球選手権兵庫大会 4回戦 須磨翔風7ー0姫路(2024年7月19日 明石トーカロ)

 阪神・才木の母校としても知られる須磨翔風がコールド勝ちで5回戦に進出した。昨秋の県大会決勝は報徳学園に2―3、今春の同決勝は社に4―6で敗れ、いずれも優勝に一歩届かなかっただけに、この夏は“3季目の正直”で初の甲子園に挑んでいる。

 姫路との4回戦はエースの槙野遥斗投手(3年)ではなく、背番「11」の橋本昊樹(こうき)投手が先発した。初回、一死二塁のピンチをしのぐと打線がしっかり援護した。無死一、三塁で主将の3番・榧谷颯人(かやたに・はやと)二塁手のスクイズで先制。さらに4安打を集中、打者一巡の10人攻撃で4点を挙げた。

 中尾修監督は「スクイズのサインは出してないんです。サインを出すとガチガチになっちゃう。あうんの呼吸と言うか、アイコンタクトというか…」と話す。榧谷に続いて7回には6番西田修斗捕手(3年)もスクイズを決めて、7回コールド勝ちに結びつけた。

 槙野を温存できたのも大きい。「5回から継投の予定でしたが、打順の絡みもあって橋本には6回まで頑張ってもらいました。槙野は9回を予定していたのですが、コールドになってしまって」と話し、「これから先、中1日で槙野、槙野、槙野っていけませんからね」と続けた。2番手・広田主直(すなお)投手も7回表を3人で片付けた。7回は広田の代打・吉田大樹(ひろき)外野手のサヨナラ適時打でコールド勝ちを決めたが、ブルペンで投げていたのは2年生の常見悠冴投手だったから、2年生リレーで試合を決めるつもりだったことは明らかだ。

 2試合登板がなかった槙野は「投げたかったッス」と正直に話した。初回、5回、7回にブルペンで肩をつくって中尾監督にアピールしたが、出番は回ってこなかった。6回0封の橋本には得意のスライダーを直伝しているが「浮いていたし、まだまだ」と愛弟子には手厳しい。「あと4試合。自分だけでは甲子園に行けない。助けてもらって…と槙野。大黒柱は休養十分。22日に滝川二との5回戦に臨む。

 ◇5回戦組み合わせ(22日)

 ▽高砂

10時 須磨翔風―滝川二

13時 加古川北―兵庫

 ▽ウインク姫路

10時 社―姫路西

13時 三田学園―東洋大姫路

 ▽明石トーカロ

10時 明石商―育英

13時 神戸国際大付―神港学園

 ▽尼崎ベイコム

10時 明石南―報徳学園

13時 神戸学院大付―甲南

※準々決勝は再抽選

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