「東京ラブストーリー」「mother」「最高の離婚」「カルテット」など、名だたるヒットドラマを生み出した脚本家の坂元裕二氏(57)が19日放送のTBSラジオ「NISSAN ARIYA Presents THE BATTERY~石橋貴明 あの人と、どらいぶ。~」(後8・00)にゲスト出演。自ら熱いオファーを送った人気女優について語った。
お笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明が脚本家という職業について迫る中、作品のキャスティングについて坂本氏は「俳優さんは基本的に台本とか企画書がないと受けてくれない」とし、どうしてもオファーしたい俳優には「“やってくれるかな~”と思いながらお手紙を書くときもある。あとはお手紙のような台本を書いたりしている」と明かした。
実際に自ら手紙を送り、キャスティングに成功した俳優として「満島ひかりさんなんかは最初にお手紙書いて、そのあとお会いしに行って説得しましたね“お願いだから出てください”って」と出演を懇願したことを振り返る。
また「佐藤浩市さんには西麻布で焼き肉を食べながら“お願いだから出てください”って説得したことはありますね」と笑いながら告白。
そのうえで「俳優さんは声が9割だと思っていて。良い俳優さんは声がいいですね。芝居の上手い下手も声次第だと思う」と提唱した。
自身がオファーした満島ひかりも「声が二重になって聞こえるんですよ。ひとつの音だけで声ができていないんですよね。そうするとお芝居に自然と二重の意味が生まれる」とオファーの“決め手”を明かしていた。