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宇津木秀が5回TKOで鈴木雅弘返り討ち 東洋太平洋王座獲得し日本王者・三代との統一戦意欲

スポニチアネックス 2024年7月19日 21時26分

 ◇プロボクシング東洋太平洋ライト級タイトルマッチ 宇津木秀<TKO5回2分54秒>鈴木雅弘(2024年7月19日 後楽園ホール)

 元日本ライト級王者で東洋太平洋同級4位の宇津木秀(ワタナベ)が同級王者・鈴木雅弘(角海老宝石)を5回2分54秒TKOで下し、東洋太平洋新王者に輝いた。

 22年2月の日本同級王座決定戦以来、約2年5カ月ぶりの対戦となった両者は初回から激しい打ち合いを展開。宇津木は「最初から来るのは感じていた。付き合わないように、とは思っていたが打ち合ってしまったことは反省」と1回終了後のインターバルで小林トレーナーから叱責を受けたことを明かした。ただ3回以降は左ジャブから組み立て連打を浴びせると、5回にはロープ際で連打を浴びせ防戦一方となった鈴木を見てレフェリーが試合を止めた。

 4回終了時の公開採点では(39―37×3)と主導権を握った宇津木は試合後、囲み取材に応じると「うわぁ、この感じ懐かしいなあ」と端正なマスクを緩めながら「とにかくベルトが手にあるのはうれしいこと。勝ててホッとしています」と無冠脱出に笑顔。

 2年5カ月前の雪辱を期す相手を返り討ちにし、昨年4月の日本同級タイトルマッチで仲里周磨(オキナワ)に敗れて以来のベルトを手にした。

 今後は日本同級王者で同門だった三代大訓(横浜光)とのベルト統一を掲げ「ライバルでもあり敵でもある。あいつとは高い位置で戦いたいと思っている。試合が決まれば全力でやりたい」と闘志を燃やした。

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