◇セ・リーグ DeNA8ー7ヤクルト(2024年7月19日 神宮)
DeNAは19日、ヤクルトを8-7で下し、貯金5として首位とのゲーム差を0・5まで詰めた。
体調不良者が相次ぐ中、総力戦で勝ち切った。
先発・ディクソンが、マウンドで座り込んだまま動けなくなり、4回途中で降板。4―2の4回1死二、三塁で代打・西川を迎えた場面。マウンドを外した助っ人右腕はマウンド後方に歩いていき、様子がおかしいと見た内野陣がすぐ集まった。
ジャクソンはそのまま座り込み、オースティンは「飲み物をくれ」とベンチに合図。水やタオルなどが運ばれた。ベンチ裏に下がったが、そのまま登板できず。猛暑で熱中症のような症状になった可能性もある。2番手として急きょ佐々木がマウンドに上がった。
この日は「4番・三塁」で先発出場した宮崎も7回の守備から柴田に交代。試合中に球場を後にした。
試合後、三浦監督はジャクソンについて「熱中症みたいな症状が、まだ詳しくは…試合中でもあったんで。この暑さで」とし、宮崎についても「そこまででしたけど、ちょっと敏郎も表情を見ていたらしんどそうだった。敏郎も早めに。だいぶ蒸していたんで、ベンチにいても。もちろん水分とかとったりしていたんですけど」と述べた。
試合中には捕手の山本も治療でグラウンドに遅れて出てきた場面があり、「祐大もちょっと一回。暑さがあったんで、ちょっとしっかりと冷やしてから。この暑い中、よくやってくれたと思います」とねぎらった。
この日、神宮球場の湿度は80%近く。蒸し暑さの中でなんとか勝ち切り、「裏でもいろいろトレーナーがやっている。湿度も高かったですし。全員がしんどい中でよく頑張ってくれた」と振り返った。