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新潟・宮本 眼窩底骨折から完全復活だ 20日にアウェーC大阪戦 得意のボール奪取をゴールにつなげる

スポニチアネックス 2024年7月20日 4時1分

 J1新潟はきょう20日、アウェーでC大阪と対戦する。全治3カ月の左眼窩(がんか)底骨折を負ったMF宮本英治(25)は、復帰後の初先発が濃厚だ。ケガ前と同じように攻守で奮闘できることを強調し、リーグ中断前最後の試合を白星で飾って連敗をストップさせる。

 全治より1カ月も早く実戦に戻ったことに期待の大きさが表れている。力強いボール奪取で中盤を引き締め、前線に顔を出して攻撃でもアクセントを加えられる宮本が、連敗中のチームを活性化させる。

 10日の天皇杯長崎戦で前半45分から途中出場し、ケガをした5月3日の広島戦以来、約2カ月ぶりに公式戦のピッチに立った。前節のFC東京戦も0ー2の後半37分から出て懸命にボールを追った。

 左目の視力が落ちたほどの大ケガ。「実戦で復帰できてとりあえず良かった。そこでアクシデントもなくプレーできて良かった」。再び立ったピッチで、無事に試合を終えられたことを素直に喜ぶ。

 松橋監督は宮本と十分に意思疎通を図った上で、手術後2カ月での実戦復帰を決断したという。「フィジカル的な問題ではないので(実戦で)やる中で自信を持てたり、慣れを得たりすることができれば十分いいパフォーマンスができる。持っている力で違いをつくれる選手。早くピッチに出すのは頭にあった」と経緯を説明する。

 宮本自身も「セットプレーでも(患部への)リスクが少ないポジションを担当することになったので、不安はない」ときっぱり。対人プレーもケガ前と変わらないと強調する。

 特に得意のボール奪取はチームにとって大きな武器となる。高い位置で奪ってからのショートカウンターは、ゴール前を固める相手に有効な手段。4月の対戦では堅い守備に手を焼き無得点で敗れただけに、素早い攻撃も見せたいところだ。

 今節終了後にJ1は2週間強の中断期間に入る。「勝っていい形で締めくくりたい」。降格圏の18位湘南とは勝ち点差3。気持ちよく過ごせる期間とするためにも勝ち点3を積み上げる。(西巻 賢介)

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