◇第106回全国高校野球選手権東東京大会4回戦 関東第一8―0都足立新田(2024年7月19日 都営駒沢)
関東第一のプロ注目右腕・坂井遼(3年)が好救援で、チームを16強へと導いた。4回から2番手で登板し、3回を1安打無失点。最速は146キロを計測し、5三振を奪った。
「感覚的には良かったが、修正点もあったのでもう一度調整したい」。6回には2四球で1死満塁を招いたが、慌てない。「気持ちを切り替えられた」と後続を2者連続三振で切り抜けた。最速149キロのエースは春夏連続出場へ向け「ゼロに抑えて、流れを持ってくる投球ができたら」と覚悟と責任感をにじませた。
広島、巨人など6球団が視察。広島・尾形佳紀スカウトは「真っすぐも走っていて、スライダーの切れもいい。将来が楽しみな選手」と評価した。(鶴田 杏子)