◇第106回全国高校野球選手権東東京大会4回戦 修徳9-2成城(2024年7月19日 神宮)
修徳が着実に加点し、逃げ切った。兄の築田駿翔(はやと=3年)と弟・駆翔(はくと=2年)が先発と3番手で登板。競馬好きの父・秀和さん(49)に「馬」が入った名前を授かった築田ブラザーズが、初めて公式戦でリレーした。
先発で左投げの駿翔は1回2失点で降板したが「見本を見せたかったがうまくいかなかった。弟がカバーしてくれた」と感謝。6回から救援した右投げの駆翔は「俺が尻拭いをする」と4回無失点で試合を締めた。
小学生時代にこの日の舞台の神宮で一緒にプロ野球観戦をしたことで野球を始め、ずっと同じチームでプレーしてきた。スタンドの母・弘子さん(37)は「緊張して私の方が具合が悪くなる」と笑ったが、兄弟でカバーし合い4回戦を突破。“勝ち馬”の2人は「兄弟で甲子園に出て優勝したい」と声をそろえた。(神田 佑)