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リバプール 久保建英獲りに111億円用意 年俸は25億円超!移籍成立すれば日本サッカー史上最高額

スポニチアネックス 2024年7月20日 3時1分

 イングランドの名門リバプールが、日本代表MF久保建英(23=レアル・ソシエダード)獲得に向けて違約金(移籍金)6500万ユーロ(約111億4500万円)、年俸1500万ユーロ(約25億7000万円)を用意していることが19日までに分かった。複数のイングランド関係者が明かした。移籍が成立すれば、ともに日本サッカー史上最高額の契約となる。

 19度のリーグ優勝や6度の欧州CL制覇を誇るリバプールは日本代表MF遠藤航が所属し、今季からオランダ出身のアルネ・スロット監督が就任。19~20年以来5シーズンぶりのリーグ制覇を見据えて補強に動く中、今夏最大ターゲットの一人が久保だという。

 来夏で契約が切れ、今夏移籍の可能性があるエジプト代表FWモハメド・サラーの後継者として、久保は昨季終盤からリバプールの獲得候補として名前が挙がっていた。その中で今年2月に29年6月までRソシエダードと契約延長。設定された違約金(移籍金)は6000万ユーロ(約102億8000万円)と言われているが、リバプールが準備しているのは、それを超える違約金約111億円と破格の年俸約26億円という。

 久保は幼少期をバルセロナ下部組織で過ごし、FC東京を経て19年6月からスペイン1部リーグに活躍の場を求めた。昨季はリーグ30試合で7得点4アシストを記録。欧州CL決勝トーナメント進出に貢献し、今月15日にはRソシエダードの練習に合流している。約10年間、住み続けるスペインに愛着があるのは事実だが、その一方でインタビューでは「(Rソシエダード移籍は)正しかった。でも一生、ここにとどまると保証することは不可能だと思う」とも発言。将来的な移籍の可能性を排除していない。

 日本人選手の違約金最高額は、19年にポルティモネンセ(ポルトガル)からアルドハイル(カタール)へ移籍したMF中島翔哉(現浦和)の3500万ユーロ(当時約44億円)。久保の取引が成立すれば、年俸面も含めて日本サッカー史上最大の移籍劇となる。トットナム、アーセナルなど複数のプレミアクラブからも熱視線を送られているクラッキ(名手)の動向に注目が集まる。

 ▽リバプールFC 英国北西部の港湾都市リバプールを本拠地に1892年創設。チームカラーは赤で愛称はレッズ。イングランド屈指の名門でトップリーグ優勝19回はマンチェスターUの20回に次ぐ。カップ戦優勝は欧州CL6回、FA杯8回、リーグ杯10回。昨季リーグ戦は3位で今季は欧州CL出場。15年10月就任のクロップ監督が昨季限りで退任し、今季から前フェイエノールトのスロット新監督が指揮。20~22年に南野拓実、23年から遠藤航が所属。ホームスタジアムのアンフィールドは6万725人収容。

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