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体操・宮田 認定されてからの五輪辞退はJOC史上初 過去にあった日本代表選手の問題行動は

スポニチアネックス 2024年7月20日 5時4分

 日本体操協会は19日、東京都内で緊急会見を開き、パリ五輪女子代表主将の宮田笙子(19=順大)に代表行動規範の違反が認められたため、出場を辞退したと発表した。情報提供をもとに18日午後にフランスから緊急帰国した本人に聞き取り調査し、6~7月に喫煙と飲酒行為があったことが確認された。開幕までちょうど1週間。故障など以外では日本選手団五輪史上初の出場辞退で、海をまたいで大きな衝撃が走った。

 JOCによると、五輪で一度認定した選手が出場辞退するのは、夏季、冬季大会を問わず、宮田が史上初のケースとなった。18年の平昌冬季五輪では、ショートトラック男子の斎藤慧が禁止薬物の陽性反応を示し、開幕前に暫定の資格停止処分を受けて選手団を離脱した(その後、出場資格停止期間を伴わないけん責処分の)ケースがある。伊藤弘一事務局長は「非常に残念。(体操女子は)若い選手が多いので、残る選手のケアに努めてもらいたい」と話した。

<日本代表選手の過去の問題行動>

 ☆腰パン 10年バンクーバー五輪でスノーボード男子ハーフパイプの国母和宏が日本出国時の「腰パン」姿で非難を浴びる。全日本スキー連盟は出場辞退を申し入れたが、橋本聖子団長の判断で競技には出場した。

 ☆カメラ盗む 14年仁川アジア大会で競泳男子の冨田尚弥が競泳会場で韓国メディアのカメラを盗み、日本オリンピック委員会が日本選手団から追放。

 ☆買春 18年ジャカルタ・アジア大会でバスケットボール男子の4選手が公式ウエアで市内の歓楽街を訪れて買春行為。代表認定を取り消され、事実上の選手団追放。

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