日米通算170勝の岩隈久志氏(43)が19日までに更新されたYouTubeチャンネル「パワプロ・プロスピ公式チャンネル」にゲスト出演。現役時代に印象に残っている“意外な”勝負を明かした。
今回の動画では元ロッテで野球評論家の里崎智也氏と、それぞれが歴代レジェンドチームを率いて人気プロ野球ゲーム「パワフルプロ野球2024」で対決した。
動画終盤では「パワフルプロ野球2024」にある「レジェンドシナリオ」を紹介する中で、岩隈氏が現役時代の印象に残っているシーンについて話し始めた。
岩隈氏は「ピッチャーとして覚えているシーンがあまりなくて…」と口にした。その上で「僕の中ではどうアウトを取るかという結果が今につながっただけの話なので…」と説明した。
現役時代に印象に残っているシーンは、交流戦でヤクルト・石川雅規投手から放った一打だと明かすとスタジオから驚きの声が上がった。
パ・リーグの投手だったため、打席に入るだけでリズムが狂うこともあったという。「今までパ・リーグでやってきて、打席に立つことなんてなかったです。バッティンググローブを付けたり、打席に立つだけでリズムが合わなくなります。プロのピッチャーから打てるなんて思っていない中で1本だけ打てました」と説明した。
石川との対戦については「石川さんのボールは、そこまで速くなかったです。初めての対戦で少し抜いて投げてくれたと思います。僕も引き寄せて打ったらライト前に飛びました。打てた時はうれしかったです。ライトゴロがあるかもしれないと思って、全力で走りました」と回想。
しかしその試合の2打席目は、石川のチェンジアップに空振りしたと告白。「ボールが止まっているように見えて、転びそうになるぐらいの空振りをしました。プロのピッチャーの緩急の使い方が素晴らしいなと思いました」と石川の緩急を称えた。