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喫煙・飲酒で五輪辞退の体操・宮田笙子 在学中の順大が謝罪 社会的ペナルティーの重さには懸念

スポニチアネックス 2024年7月20日 12時25分

 体操女子の宮田笙子(19)がパリ五輪代表を辞退したことを受け、宮田が在学中の順大が20日までに大学の公式サイトに「本学学生のパリオリンピック出場辞退について」とするコメントを発表した。

 宮田は6~7月に喫煙と飲酒行為があり、代表行動規範の違反が認められたため、異例の代表辞退となった。

 【順大のコメント】

 本学スポーツ健康科学部に在籍する学生宮田笙子につきましては、この度、日本体操協会の「日本代表選手・役員の行動規範」に抵触する喫煙・飲酒行為が明らかになったものとして、パリオリンピック体操競技出場辞退という結果に至りました。本学としては本件を誠に遺憾とすると同時に、皆様方には多大なご心配・ご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

 本学は、18日夜に本人より事情聴取を行い、本人は友人宅で喫煙したことがあるとの事実は認めておりました。20歳未満の者は喫煙してはならないことは言うまでもなく、また、上記日本体操協会の行動規範にも抵触する行為ですので、たとえオリンピック出場という大きなストレスを抱えていたとしても、その行為自体は認められるものではありません。

 しかしながら、宮田選手は今回の行為を深く反省しており、これまで日本代表のリーダーとして真剣かつ真摯に練習に取り組み、大会に出場することを強く願っておりました。また本学としては、当該選手に対する教育的配慮の点から、常習性のない喫煙であれば、本人の真摯な反省を前提に十分な教育指導をした上で、オリンピックに出場することもあり得ると考えておりました。したがって、この度のオリンピック出場辞退という結果には、本人が負う社会的ペナルティーの重さへの懸念から、誠に残念な思いでおります。

 勿論、本学における学生指導に至らない点があったことは事実であり、この点については猛省するところであります。一方で本人も深く反省していることから、本学としては今後の再起に向けて本人を全面的に指導及びサポートをしていく所存です。

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