◇第95回都市対抗野球大会第2日 1回戦 明治安田11―1ヤマハ（2024年7月20日 東京ドーム）
明治安田が優勝候補で昨年の準Vヤマハをコールドで破って2年連続初戦突破を果たした。
Hondaから補強した東野が持ち味の緩急と制球力を存分に発揮して強打のヤマハを8回1点に抑える。田村憲二監督は「組み合わせ抽選でヤマハさんと対戦が決まった2秒後に（東野の）先発を決めました」という期待通りの投球。1点を追う5回には同じHondaの補強、鈴木薫が右翼席へ同点弾。7回、スクイズで勝ち越すと、代打永広が走者一掃の二塁打。8回にはセガサミーから補強の中川が満弾を放ってドドメを刺した。
岡村監督は試合前、ナインの前で「きょうは東京のプライドを持って戦おう」と話し、その通りの快勝劇。完投した東野は「プレッシャーはあったけど、長打はダメ、シングルヒットならOKという気持ちで投げた。辛抱の投球ができました」とナインから拍手で迎えられた。
今年は保険以外の事業にも力を入れるため、ブランド名の明治安田生命から「生命」が取れた。“新ブランド名”元年で、今年のチームは勢いが違う。