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ド軍指揮官 決勝満弾呼んだ大谷翔平の二塁打称賛「二塁打を打ったことで(満塁策の)決断下す責任生じた」

スポニチアネックス 2024年7月20日 15時2分

 ◇インターリーグ ドジャース4―1レッドソックス(2024年7月19日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が19日(日本時間20日)、本拠でのレッドソックス戦に「1番・DH」で先発出場。今季初の3打席連続空振り三振で迎えた第4打席で左翼線二塁打を放ち、フレディ・フリーマン内野手(34)の決勝満塁弾を呼び込んだ。4打数1安打で球宴を挟み、リーグ戦では4試合連続安打。チームは球宴前からの連敗を2で止めた。「5番・DH」で先発出場したレッドソックスの吉田正尚外野手(31)は、4打数1安打だった。

 0―1の8回1死一塁での第4打席。大谷が重苦しい雰囲気を打ち破った。レッドソックスベンチは対大谷対策で左腕ベルナルディノを投入してきたが、大谷は積極的に初球のシンカーをスイングし、打球は左翼線で弾むエンタイトル二塁打となった。二、三塁からスミスが申告敬遠で歩かされると、満塁からフリーマンが右越えに満塁弾を放ち、一挙4点を奪った。

 レッドソックスは球宴でMVPを獲得したデュランが先制ソロを放って見せ場をつくっていたが、同じく球宴に出場していた大谷、フリーマンも負けじと見せ場をつくった。

 試合後、デーブ・ロバーツ監督は8回の逆転劇について「(先頭の)バルガスが四球を選び、テーラーは良い打席だったがゾーンぎりぎりの球で見逃し三振。翔平が二塁打を打ったことで、AC(レッドソックスのアレックス・コーラ監督)に(スミス勝負か敬遠四球を与えて満塁策とするか)決断を下す責任が生じた。そしてフレディ(フリーマン)はとても素晴らしくて良い打席だった」と満足げに振り返った。

 また、7回に中堅のパヘスとの連係ミスで飛球を落球(記録は二塁打)した左翼バルガスについて、指揮官は「左中間でのミスコミュニケーションから立ち直り、戻ってきて(8回に飛び出した走者を刺す)ビッグプレー。凄いプレーだった。次の回、大きな四球でラリーを開始した。左翼手、右翼手は、手を使ってセンターに気を配る必要がある。彼はどんどん良くなって自信をつけている」とフォローした。

 初回と3回の第1、2打席は、いずれも高めの顔付近のボール球を振らされて空振り三振。6回先頭で迎えた第3打席は2球であっさり追い込まれると、カウント1―2から高めに浮いたカットボールを捉えられず、3打席連続で空振り三振に打ち取られた。1試合で3打席連続三振に打ち取られるのは9試合ぶり今季4度目だが、全て空振りは今季初となった。

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