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阪神・和田2軍監督 支配下登録された佐藤蓮に「今は150キロ後半が出るぐらいのスピードになっている」

スポニチアネックス 2024年7月20日 16時5分

 阪神の和田2軍監督が20日、鳴尾浜球場で行われた練習後にこの日支配下登録された高橋、佐藤蓮、川原について語った。以下は和田監督の一問一答。

 ――3人(高橋、佐藤蓮、川原)が支配下登録された。

 「ここまでの過程が違うんだけど、遥人に関しては段階を踏んできたんでね。故障さえ無ければやれるという投手。これがスタートラインというか、これからなんだけど、あとはいかに故障前の遥人に近づいていけるか。そこらへんのところだろうね。現時点で制約というかそういうものは全部なくなった。あとは自身のパフォーマンスを上げていくだけで。やっとここまできたかという感じ」

 ――あとはボールの勢いやキレか。

 「他の2人とはレベルの違うところにいるから。あいつのなかで、求めているとものは高いレベルにあるし、ファームレベルでは普通に抑えられるかもしれないけど、やっぱり遥人も1軍を知っている中でまだまだこれからという思いがあると思う。多分、本人の中ですぐにいけますという簡単な考えは持っていない。まだまだやるべきことがありますという中で今日を迎えられてね。となると、あとは上げていくだけ」

 ――川原、佐藤蓮も支配下から育成、そして復帰。

 「(川原)陸も故障があってね。育成にはなったけど、そこから去年の春先考えると、投げてみないと分からないようなレベルだったけど、去年は先発したり、リリーフにまわったりという中でリリーフでしっかり腕を振って力を発揮できる選手かなと。1イニングで力を入れた時は140後半の真っすぐを投げられる。コントロールも徐々に安定してきている。1イニングもそうだし、少し長いイニングでも投げられるかなという力はついてきて。遥人同様、2ケタ(番号)になってからが勝負だと思う。この状態を続けて、より高いものを目指す。そこは遥人と変わらないと思う」

 ――佐藤蓮は制球が向上したと聞く。

 「その中でも一番、成長したというか、変化のあった投手かな。数年、制球に苦しんできてね。やっぱりコントロールが落ち着いてきてから、真っすぐの(スピード)ガンであったり質も含めて相当上がってきている。困った時にはカーブがあるぞというね。その中でストライクが安定してきたことで、真っすぐがかなり上がってきた。今は150キロ後半が出るぐらいのスピードになっている。ファームではストライクゾーンで勝負できる投手になってきている。だからと言って簡単な世界じゃないんで。それを繰り返すことで本当の力にしてね。1軍で投げるチャンスがあれば、どんなマウンドになるか。よりハードルが上がって簡単ではないと思うからね。蓮からしたらその準備をしていかないといけないと思うし。それだけのものは見せてくれているよね」

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