◇米男子ゴルフツアー 全英オープン第3日(2024年7月20日 英国トルーン ロイヤルトルーンGC=7385ヤード、パー71)
54位から出た松山英樹(32=LEXUS)は1バーディー、5ボギーの75で回り、通算9オーバーで最終日を迎える。
強風と雨の中で戦った予選ラウンドとは一転し、スタート時は穏やかな天候が広がった。決勝ラウンドで巻き返しを期したが、終盤にスコアを落として75。「風も穏やかだったのでまあパープレーくらいまで戻せたら、もう一日同じスコアを出せればちょっとおもしろい位置にいけるかと思ったけど、なかなかスタートから思うようなゴルフができず、後半は特にすべてが悪い方向に行ってしまった」と振り返った。
7番パー4では2・5メートルのバーディーパットを沈めて静かに拳を握った。前半は1つスコアを伸ばして順調に折り返し。しかし、後半に入って10番でスコアを落とすと流れは一変した。続く11番も2・5メートルのパーパットを外して連続ボギー。最終18番も第2打目をグリーン左に外して、そこから寄せきれずボギー締めとなった。
前半は風もなく温かい天候で、5番からは半袖姿でプレー。コンディション的にもスコアを伸ばしていきたかっただけに「前半の最初のほうで、バーディーを取りたいコンディションだったけどうまくいかなかった」と悔やんだ。
今大会後、1週間の調整を経てパリ五輪を迎える。2大会連続で日の丸を背負う松山は「なかなか全体的に思うようにいってないんで、少しは良いプレーができて、オリンピックまで最後なんで、少しでもバーディーが多くとれるように頑張りたい」と最終日ラスト18ホールに臨む。