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オリックス・舜平大 延長12回に初の救援登板で決勝点献上「自分の投球ができなかった」

スポニチアネックス 2024年7月21日 6時31分

 ◇パ・リーグ オリックス2ー3楽天(2024年7月20日 ほっともっと神戸)

 オリックスは痛恨の逆転負けで3連敗を喫し、3カード連続負け越しが決定した。延長12回に5番手で山下がプロ4年目、通算22試合目で初の救援登板。これが裏目に出た。

 「彼の野球人生はめちゃくちゃ長いと思いますし。そのきっかけとして、やろうと思っての一発目やったんですけど。ああいう場面じゃないと、逆に劇的に変わり目もないのかなと思いながらの起用だった」

 井口や吉田ら他にも救援右腕が残っていた中、勝負手を切った中嶋監督は肩を落とした。先頭の中島にストレートの四球を与え、犠打で1死二塁。代打の阿部を追い込みながら、4球目の浮いたフォークを左前適時打された。今季は試合前の時点で5試合に先発して0勝3敗、防御率5・73。「自分の投球ができなかった。意地でも(起用に)応えたかったですけど」。唇をかんだ山下を、指揮官はかばった。

 「結果的には僕が使ったのが悪いんで。彼にはまた次やってほしいと思いますし、めげない限りは使います」

 1点リードの9回には球団記録の10試合連続セーブにあと1と迫っていたマチャドが、フランコに同点打を献上。打線は延長11回、12回の満塁機で得点を挙げられず、中嶋監督は「もう一押しのところで、そこに立った選手が頑張るしかない」と懸命に前を向いた。(阪井 日向)

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