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新潟2発 3戦ぶり白星 松田がJ1初ゴール 小野が移籍後初ゴール

スポニチアネックス 2024年7月21日 4時31分

 アルビレックス新潟は、アウェーでC大阪に2―1で勝ち、連敗を2で止めて3試合ぶりの白星を手にした。。前半36分にMF松田詠太郎(23)のJ1初ゴールで先制。後半2分にはFW小野裕二(31)の移籍後初ゴールで追加点を奪った。勝ち点28で順位は15位。次節は8月7日、ホームで磐田と対戦する。

 蒸し暑さを吹き飛ばす2人の待望のゴールに、チームも会場に足を運んだ約2500人のサポーターも歓喜した。7月初白星を飾り、失速していたチームに勢いをもたらした。

 序盤こそ相手にペースを握られたが、この日は守備が安定。5月の広島戦以来、約2カ月半ぶりに先発したMF宮本が中盤で奮闘し、ゴール前に運ばれても最終ラインが体を張ってはね返した。

 ビルドアップも前線でコンビを組んだFW長倉、小野が最終ライン裏に抜ける動きでボールを引き出し、リズムをつかんだ。前半36分に左サイドを突破した長倉のパスを、動き直してファーでフリーとなった松田が左足で流し込んで先制した。

 松田はここまで19試合に出場し、すでに昨季の898分を上回る1022分に出場。何度も好機を迎えながら得点はなく「自分のせいで勝ち点を取りこぼす試合が今シーズン何試合もあって、責任は感じていた」。それでも前を向いてプレーし続けて、結果をつかみ取り「暗いトンネルを抜けたという気持ちがある」とほほ笑んだ。

 後半2分には「ゴールを取ってみんなであそこ(ゴール裏)で喜ぼう」とハーフタイムに話していた小野が、長倉のシュートのこぼれ球を泥くさく押し込んだ。「なかなかケガで出られなかった中で、サポーターは期待してくれていた。期待に応えられたのはすごくうれしい」と即座にゴール裏に走り、喜びを爆発させた。

 3試合ぶりの勝利に貢献して結果が一つ出たが、小野は「数字の部分も、質の部分もまだまだ物足りない」と決して満足はしていない。チームとしても3点目が取れず、後半37分に退場者が出た相手に試合終了間際に1点を返されたことは反省点。ただ、7月に入って欠いていた攻守の強度は戻った。中断期間を挟み、8月以降もこれを継続できるかが浮上の鍵を握る。

 

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