◇プロボクシング54.4キロ契約10回戦 那須川天心 TKO3回1分49秒 ジョナサン・ロドリゲス(2024年7月20日 東京・両国国技館)
KOしたぞ!WBA世界バンタム級7位の那須川天心(25=帝拳)が、ボクシング転向4戦目で初めて相手をキャンバスに沈めてのKO勝利を挙げた。自身初10回戦で世界4位でジョナサン・ロドリゲス(25=米国)の格上相手に何もさせず、3回1分49秒TKO勝ち。前戦から大きく成長した姿を見せ、次戦での地域タイトル挑戦へ大きく前進した。
以下、試合後の那須川と一問一答。
――試合を振り返って。
「本当に皆さんお待たせしました。長い期間空いて、ずっと倒すところをみんなが見たかったと思うんで、毎日毎日やってきて3戦目でTKOになって、今回、倒し切れることができて自分の中で少しは成長できた」
――初のKOだったが?
「感触がない。倒そうと打ってないので。自分が流れの中でできたことがいい結果につながった」
――那須川天心の型は?
「自分の動きを先にして相手を動かす。相手に合わせるのでなく、間を支配する。スピードもタイミングも狙っていましたけど、ずっとやってきたことで流れを切らない」
――タイトルに近づいた?
「何かしらのベルト欲しいなとは思うが、飛び級すると痛い目を見る。焦らず時が来たらいつでもいけるように」
――左ストレート後のまとめが上達した?
「効かせたあとのまとめはずっとやっていた。トレーナーから怒られながらやってきた。(漫画ドラゴンボールで)天下一武道会の孫悟空みたいな、重りが外れたみたいな感じでできた」