Infoseek 楽天

パリ五輪サッカー代表バックアップ・山田「最初から出るつもりでいる」 パラグアイ戦へ照準

スポニチアネックス 2024年7月21日 4時16分

 パリ五輪のサッカー男子日本代表は20日(日本時間21日未定)、1次リーグ2試合の舞台となるボルドー市内で初の公式練習を行った。バックアップメンバーのMF山田楓喜(23=東京V)はこの日から全体練習に合流。軽快な動きを見せ、練習後の取材では1次リーグD組初戦のパラグアイ戦出場へ意欲を示した。

 五輪の登録選手入れ替えに関するルールが緩和され、急きょ17日に合流が決定した山田。前日19日にフランス入りし、そのままパリから鉄道でボルドーへ移動したが、練習では疲れを感じさせない軽快な動きを披露した。

 「特別な感じはなく、いつも通り。バックアップメンバーとして入ったけど、バックアップメンバーだと思ってない。初戦から、最初から、出るつもりでいるし、チームを勝たせる準備はできている」

 4~5月に五輪最終予選を兼ねたU―23アジア杯カタール大会では2得点で優勝に貢献したが、帰国後に心身の疲労で戦線離脱した。「思うように体が動かないし、息もすぐ上がる状態でベッドからも起き上がれなかった」。2週間ほど完全休養し、ボールに触れず、走ることもなかった。

 東京Vで試合復帰できたのは先月22日の名古屋戦。少しずつ復調したが、今月3日の五輪メンバー発表で代表18人に「山田楓喜」の名前はなく、バックアップメンバー4人の中に名を連ねた。それでも、巡ってきた五輪の舞台。セットプレーを得意とする技巧派レフティーは自信に満ちた表情で語る。

 「こういう大会は一つのセットプレーが重要になる。そこで違いを出せるかなと思う。(出場機会を)待ってるつもりはない。自分でそのチャンスをつかみにいくだけ。待つというより、最初から出るつもりでいる」

 精度の高いFKは欠かせぬ飛び道具。黄金の左足は初戦に照準を合わせている。

この記事の関連ニュース