パリ五輪に出場するバレーボール日本代表の高橋健太郎(29=ジェイテクトSTINGS)が20日、ポーランドで行われた世界ランク1位のポーランド代表との強化試合で負傷退場するアクシデントに見舞われた。
セットカウント2―1と日本が逆転して迎えた第4セット。3―5とポーランドがリードした後の場面だった。ポーランドがブロックしたボールを拾いに行った高橋健だったが、伸ばした右手が空振った後、スライディングするように倒れ込んだ際に右側頭部から首にかけてコートに強打。頭部なのか首なのかは不明だが、両手で自らの頭を押さえて仰向けに倒れたまま動けなくなった。医療スタッフが駆け寄り、話しかけるなどしたが目はうつろなまま。試合が中断する中、高橋健は頭部と首を固定された状態でストレッチャーに乗せられ、運ばれた。五輪を目前にしてのアクシンデント。負傷のて程度、そして五輪本番に影響するのかどうかが懸念されそうだ。
ポーランド合宿中だった日本代表は五輪前の強化試合としてこの日、ポーランドと対戦中だった。