◇第106回全国高校野球 秋田大会決勝 金足農―秋田商(2024年7月21日 さきがけ八橋)
秋田大会決勝を前に両チームのスタメンが発表され、金足農は吉田大輝投手(2年)、秋田商は佐々木昭之亮投手(3年)と両チームともエースが先発のマウンドに立つ。金足農は18年以来、6年ぶり7度目、秋田商は15年以来、9年ぶり19度目の甲子園出場を目指す。
吉田は初戦となった10日のノースアジア大明桜戦は延長10回を投げ抜き、5安打2失点、11奪三振の好投を披露。連覇を狙った第1シード撃破にチームを導いていた。
13日の大館桂桜との3回戦は公式戦初完封を達成し兄がエースで甲子園準優勝した18年以来、6年ぶりのベスト8進出を決めた。16日の準々決勝でも6安打完封で4強入りを決め、連続無失点を21回に伸ばしていた。準決勝の登板はなく、万全の状態で決勝のマウンドに向かう。
試合前に両チームの監督が意気込みを語り、金足農・中泉一豊監督は「選手を信じて最後まで思いきってプレーしてもらいたい」と期待。秋田商・太田直監督は「最後まで諦めず、そして最後に自分たちが勝っていたい」と力を込めた。