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興南がサヨナラで沖縄大会V!2年ぶり14度目 延長タイブレークの激闘…両軍が涙 島袋2世・田崎が力投

スポニチアネックス 2024年7月21日 16時20分

 ◇第106回全国高校野球選手権沖縄大会 決勝 興南4X―3エナジック(2024年7月21日 セルラースタジアム)

 興南が4―3のサヨナラ勝利でエナジックを下し、22年夏以来2年ぶり14度目の夏の甲子園出場を決めた。

 興南は快進撃を続けるエナジック相手に序盤から主導権を握った。2回に先制点を奪い、3回に2点を追加点を加えた。打撃陣から援護を受けた先発のエース左腕・田崎颯士(3年)は初回に149キロをマークするなど飛ばした。その後も140キロ中盤の直球、スライダーを軸にゼロを並べた。

 司会、7回に連打から痛恨のエラーもあり3点を返され同点に追いつかれた。そのまま延長タイブレークに突入した。

 一度、守備に下がっていた田崎が延長10回1死から再びマウンドに。1死一、三塁のピンチもエンドランを外し、最後は雄叫び三振斬り。チームに勢いを与えた。

 その裏、2死二、三塁から代打・嘉数が中前にサヨナラタイムリーを放ち激闘に終止符を打った。嘉数のライナー性の打球にダイブした中堅・砂川はゲームセット後にしばらく立ち上がれず。整列した両軍の選手たちは砂川の姿、そしてスタンドからの健闘を称える大声援に涙を流した。

 10年に興南のエースとして甲子園春、夏連覇を果たした島袋洋奨コーチは三塁側内野席から「島袋2世」の成長を見守り「頼もしいの一言。彼がやってきたことをこの舞台で披露できている。凄くいいピッチングだと思います。成長が見えますね」と笑顔で語った。

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