◇大相撲名古屋場所8日目（2024年7月21日 ドルフィンズアリーナ）
9度目のカド番大関・貴景勝（27＝常磐山部屋）が関脇・霧島（28＝音羽山部屋）を押し出し、3勝目を挙げた。連敗を2で止め、残り7日間でカド番脱出の5勝を目指す。
対する霧島も関脇に陥落し、今場所10勝しての大関復帰を目指す、崖っぷち対決。貴景勝は立ち合いから突き放して押し込み、土俵際でも前進を止めることなく右を差して土俵外へ運んだ。
取組後、会心の取り口に「覚えてないです」と言及を避けた大関。「勝たなきゃいけない。白星が挙がったと言うことは、負けるよりはいい」と1勝に一喜一憂することを拒んだ。9日目は御嶽海戦が決まり、元大関連破からリズムをつかんでいく。