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落合博満氏、前半戦で印象に残った大谷翔平の打席は?「どれだけの衝撃…そのボールを打つのは大したもの」

スポニチアネックス 2024年7月21日 20時15分

 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(70)が20日深夜放送のTBS「バース・デイ」(土曜深夜0・28)にVTR出演。ドジャース・大谷翔平投手(30)の今季前半戦で印象に残った打席について語った。

 落合氏は「昨年ドラフト1位のピッチャーから打った161キロ。160キロ台のボールをホームランにするのは至難の業だと思う」と話し、6月5日(日本時間同6日)のパイレーツ戦での22歳のルーキー、ポール・スキーンズ投手との対決に言及。

 最速164キロのスキーンズに対し、大谷は第1打席は3球三振を喫したが、3回の第2打席で100・1マイル(約161・1キロ)の剛球を打ち砕いて中越え15号2ランを放った。

 大谷にとって100マイル超の投球を本塁打するのは初めてだったが、落合氏は「どれだけの衝撃があるんだろうっていう。ボールの速さによって体で感じる衝撃は違うと思うので、そのボールを打つのは大したもの」と力と力の対決を制した大谷へ賛辞を送る。

 落合氏は、大谷の打ち方をまねしようと思うか聞かれると「思いません」と即答。理由は「理に反している」からで、「高い山に降った水は川になって海に流れていく。自然の力で流れて落ちてくる。でも大谷の打ち方は海から山に水を引き上げているような打ち方なので、彼だからできるんであって、誰もまねして打てる打ち方ではない」と説明した。

 そして長嶋茂雄氏、イチロー氏の名前を挙げて「その部類に大谷も入るんだろうと思います」。下からバットを振り上げるアッパースイングがスタイルの大谷について「技術と体力ですよ。普通あそこまでアッパースイングで打つのは並大抵の力では飛ばないんであって、それをするだけの体がある」と落合氏。「彼がこの打ち方が一番いいと思ってるんであれば、数字を残している間は誰も文句を言う必要はないんだろうと思う」と持論を語った。

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