◇パ・リーグ 西武0―1ソフトバンク(2024年7月21日 ベルーナD)
西武は先発・隅田が8回まで無失点も、0―0の9回2死二塁で栗原に中前打。勝ち越し点を許した。
打線もモイネロを打ち崩せずに零敗。黒星で前半戦最終戦を終え、ソフトバンク戦の今季の負け越しが決定。自力でのCS進出の可能性も消滅した。
途中休養した松井稼頭央前監督に代わり、5月28日から指揮を執る渡辺久信監督代行が前半戦を振り返った。
――前半戦を終えて。
「今の結果が全てだとは思う。なかなかうまくチームが機能しなったというところが一番。みんな、勝とう勝とうという意識をもって毎日努力はしているけど、なかなか結果が伴ってこなかった」
――故障者も多かったが。
「その穴をしっかり戦力として補えなかったというのが一つある。これからまだ試合がある。一時期のどうにもならない状況からは脱出してきているというか、しっかり野球の試合はできている感じはしている。後半に向けて前を向いてやっていかなきゃいけない」
――若手選手も台頭してきている。
「今、すごくチャンスと言うか、投手も野手もすごくチャンスが多いと思う。若い選手が毎試合出ている中で、いろんな経験をして、成長していってほしい」
――後半戦に向けて。
「やっぱり勝たないことには始まらない。こういう状況でもファンの方もすごく応援してくださっているので、我々もプロとしてそれに応えなきゃいけない。このままでは終われないというのはあるし、選手もみんなそう思っています」
――期待する選手は。
「個の力でこの状況を打破するというのは難しい。やっぱりチームが一つになって 一枚岩でやっていかないと。それができるメンバーはいると思う。ファンの皆さんをがっかりさせないように後半戦、頑張っていきたい」
――前半戦。収穫を挙げれば。
「若い選手たちが、今までチャンスを与えられてもなかなか持続しない、結果が出ていないという中で、少しずつでも結果が出だしてきた。自信にもなってきているだろう」
――逆に誤算は。
「誤算はいっぱいあるんだけどね。まずは編成のところで外国人。(コルデロ、アギラーの)打者2人にはすごく期待をしていたし、それだけのものを持っていると確信を持って獲ったわけだから。そういう中でなかなか日本の野球にうまくアジャストできない部分があったり、当然ケガもあったり。前半戦はほとんど戦力になっていないというところだと思う」