女優の芳野友美（44）が、21日放送の日本テレビ系「行列のできる相談所」（日曜後9・00）に出演し、再現VTR女優の現状を明かした。
この日は「有名人はいくら稼ぐ？」がテーマ。歌手、芸人、タレントなどさまざまなジャンルの芸能人が登場し、収入事情を赤裸々に告白した。
世の不景気とは無縁な、景気のいい話が続く中で、異色を放ったのが芳野だった。「行列」の再現VTRに出演して16年。番組が取材すると、芳野の姿はテレビ番組の制作会社にあった。自分を売り込むため、テレビ局や制作会社に自ら積極的に足を運び、媒体資料を渡しているという。
芳野の主な収入源は、テレビ番組などの再現VTR出演に出演する女優業。しかし、「『行列』さん、最近ちょっと再現が減ってるんです。平均的に4本とか」と、苦しい現状を打ち明けた。それで月収は「6万くらい」という。さらに「ドラマにも出させてもらっていて、ドラマだと約2倍とかにはなりますけど…」と説明した。
女優業以外にも地道な努力で収入を得ているという。ある時はオフィスでパソコンをたたく様子が。建築会社で事務のアルバイトをしており、「女優業がない時は、ここに来て請求書を発行したり、事務の仕事をしているんですけど、週5くらいですね」と明かした。バイト収入は月に7、8万円。他にも毎日更新しているブログの広告収入があるが、月500円ほどだという。さらにオンラインサロンで月2回の生配信をして、月に2万円ほど。月の総収入は「16…？（万円）」と打ち明けた。
MCの東野幸治から「『行列』も最近、再現（VTR）がなくなって」と振られると、芳野は「何で再現やらないの？って思って」と悲痛な叫びを上げた。いたたまれなくなった演歌歌手の細川たかしは、「何か作ってあげなさいよ！」と制作スタッフに呼びかけていた。