◇第106回全国高校野球選手権南北海道大会決勝 札幌日大6ー4立命館慶祥(2024年7月21日 エスコンF)
札幌日大(南北海道)が初となる夏の甲子園出場を決めた。春は02年に甲子園出場も夏は12、16、21年と過去3度決勝で敗れていた。
“4度目の正直”で壁を突破。秋田の金足農、沖縄の興南とともに一番乗りで聖地切符をつかんだ森本琢朗監督は「やっと応援してもらってきた人に恩返しができた」と喜んだ。
20日の準決勝の北照戦で完封勝利を挙げたエース左腕・小熊梓龍(3年)が粘りの投球で4失点完投。三国志好きの父から「強くて優しい人に」との願いを込めて「しりゅう」と名付けられた左腕は「この勝利はみんなでつかんだもの。甲子園は特別な場所だと思うが、いつも通りやってきたことに集中したい」と胸を張る。
02年の春は初戦で敗退しており、まずは春夏通じて甲子園初勝利を狙う。(竹内 敦子)