◇第106回全国高校野球三重大会3回戦 近大高専8―1尾鷲(2024年7月22日 津市営球場)
近大高専が尾鷲を8―1の7回コールドで制し、2017年以来7年ぶりの8強進出を決めた。
今夏初先発した最速157キロ右腕の吉留勇太(3年)が被安打3、5奪三振で7回1失点と力投した。
「最初は緊張で空回りした。2回までは自分の投球ができなかったけど、3回以降は気持ちを立て直してチームを勝たせる投球をしようと思いました」
1回戦で自己最速を2キロ更新する157キロを計測して一躍話題に。「周りが(157キロを出したと)言っているのは分かっている。自分は制球力がないので、言われている中でも強い球を見せていこうと思った」。この日も151キロを計測するなど噂の剛球で押し続けた。
同校初の甲子園出場へ、あと3勝。「最後の夏なので、やることをやって悔いなく終われるようにしたい」とフル回転を見据えた。