◇第106回全国高校野球三重大会3回戦 尾鷲1―8近大高専(2024年7月22日 津市営球場)
尾鷲が近大高専に1―8の7回コールドで敗れて3回戦敗退となった。
選手15人で戦った尾鷲の進撃が止まった。いなべ総合学園との1回戦では、同点の9回に決勝満塁弾を放って昨夏王者から金星を挙げた。
今回は、相手先発の最速157キロ右腕の吉留勇太(3年)から2回に先制点を挙げるなど苦しめた。
相手投手の剛球に対して、先発右腕の川端惺七(せな=3年)は80キロ台のスローカーブを駆使して翻弄(ほんろう)。計8失点を許したものの、4回まで1失点にまとめる力投を見せた。
選手15人中13人が尾鷲中出身。一丸で戦った高校野球を終えた川端は「周りからは負けると言われていた中で先制ができたけど、相手の流れにやられました。いなべ総合学園に勝って最高の夏になりました」と振り返った。