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橋下徹氏 体操・宮田の五輪辞退で見解 トレセン内での飲酒は「チームから退場を迫られても仕方がない」

スポニチアネックス 2024年7月22日 12時23分

 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(55)が22日、自身のX(旧ツイッター)を更新。パリ五輪体操女子日本代表主将・宮田笙子(19=順大)が、代表行動規範に違反した疑いについて改めて私見をつづった。

 この問題について、橋下氏は「団体規律の領域でなければ、俺もひろゆきさんと同意見。それは要約力のない先のツイートに長々と書きました。自宅や街中での喫煙・飲酒であればまあ注意でいいと思います。未成年者禁煙・禁酒はまさに本人を守るためのパターナリズムなのですから」と投稿。この投稿を引用し、コメンテーターの野村修也弁護士が「橋下さんのご意見は理解できます。例えば、20歳以上でも禁煙のホテルで喫煙すれば制裁の対象になりますし、20歳未満の者がそれをすれば、自宅で喫煙した時よりも重い制裁を受けるでしょう。しかし、その重い制裁の内容が、宿泊客に直ちに退去を命じる形で良いのかはやはり問題として残ります」とつづった。

 この投稿に対し、橋下氏は「そうですね、団体規律の射程範囲でしょうね。一般の生活上のことであれば注意なんでしょう。ホテルも退去までは求めないと思います」と理解を示しつつ、「ただ特定ミッションを受けた特定状況下では単なる一般の禁煙・禁酒とは異なる規律が出てくるのかと思います」とした。

 「ホテルマンたちの研修で、ホテル内の禁煙状態をいかに維持するかのプログラム中に喫煙した場合は単なる注意でいいのか。解雇まではいかなくても、そのチームからは出されても著しく不合理とは言えないのでは?」と見解。「また中央大学の体育会系の合宿所での飲酒は可能でしょうか?大きな大会前の合宿所での飲酒はどうでしょうか?さらには合宿所での異性間の性行為は可能でしょうか?」と投げかけ、「一般生活上はどれも何ら問題のない行為ですが、特定ミッションを受けた特定状況下ではこれらの行為も禁じられ、それに反すればチームから退場してもらうという判断も著しく不当とは言えないというのが持論です」と記した。

 「まあ僕はオリンピック選手村での異性間性行為は結構自由だという話も耳にしていますので、ここを禁じる意味はよく分からないんですが、オリンピックに出るまでは禁止ということなんでしょうかね。宮田さんの喫煙は自宅内のことなので注意で収まるにせよ、禁じられていたトレーニングセンター内での飲酒はチームから退場を迫られても仕方がないかと」と見解を示した。

 「海外でも合宿所や大きな大会前の禁酒ルールはよくあるようです。また競技自体は個人戦であったとしても、日本代表体操チームの一員であることに変わりなく、個人戦、団体戦の違いはプログラムの違いかと思います」と橋下氏。「いずれにせよタバコや酒ぐらいで厳しすぎる!喫煙・飲酒に対するペナルティとしては重すぎる!という一般生活上の一般規範の話ではなく、特定の団体内の団体規律の射程の話なんでしょう。この両者の違いを明確化しなかったことが混乱の源だと思います」とした。

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