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体重195キロの幕下付け出し・一意が右膝負傷で救急搬送のアクシデント…日大時代には左膝の靱帯断裂も

スポニチアネックス 2024年7月22日 14時34分

 ◇大相撲名古屋場所9日目(2024年7月22日 愛知・ドルフィンズアリーナ)

 日大出身で昨年の国体優勝など大学6冠の実績を持つ幕下最下位格付け出しの一意(かずま、22=木瀬部屋)が救急搬送されるアクシデントが起きた。

 東農大出身で同学年の時天嵐(22=時津風部屋)と全勝対決。立ち合いもろ手突きの相手に対して左下手を引いて組み止めて前に出ていったが、土俵際でまわしを切られて体を入れ替えられると少し引いたところを突っ張られて押し倒しで敗れた。最後は右足一本で踏ん張った瞬間、膝からガクッと崩れ落ちるように後ろへ倒れた。そのまま起き上がれず、車椅子で医務室へ直行。4日目に幕内・朝乃山(30=高砂部屋)が膝を負傷した時と同じ、ハイパーレスキュー隊の特殊災害対応車で病院へ搬送された。

 ここまでは圧倒的な強さを見せてデビュー無敗の4連勝。幕下優勝の期待も高かったが、プロ初黒星とともに痛いアクシデントに見舞われてしまった。

 体重195キロの一意は、日大2年時の全国学生選手権で左膝の前十字靱帯を断裂。翌年の全国学生選手権団体戦で復帰を果たすまで1年間を要した。今回痛めたと見られるのは、反対の右膝。将来有望な幕下付け出し力士なだけに、今回のケガが大事に至らないことを願いたい。

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