Infoseek 楽天

江口のりこ 原作の魅力を表現する難しさを痛感 力をくれたのは先輩女優の存在「現場でふと姿を見て…」

スポニチアネックス 2024年7月22日 19時47分

 女優の江口のりこ(44)が22日、都内で行われた映画「愛に乱暴」(監督森ガキ侑大)完成披露舞台あいさつに出席。共演した女優の風吹ジュン(72)への感謝の言葉を口にした。

 人間の複雑な感情とその裏に隠された本質を鋭くあぶり出してきた吉田修一の同名小説が原作の本作。原作は「とても面白くて、桃子のキャラクターにおかしみがあって、面白いなと思った」と役柄に魅力を感じたという。

 ただ、映画の脚本では「とてもスマートになっていた」ため、「自分が小説を読んだ時のように面白いと思えたものをつくるということが難しいな」と感じたという。

 現場でも原作小説をカバンの中に入れ、日々試行錯誤した江口。そんな江口の力になったのは義理の母役を演じた風吹ジュンだった。

 作品は「皆で作った感じ」と仲間の支えも不可欠だったが、「現場でふと、風吹さんを見て、ここに風吹さんがいらっしゃって、いいお義母さんがいるんだと。その中で芝居をしていけば作品は完成するから、小説は忘れて映画の『愛に乱暴』を作ろうと思えた」と感謝を伝えていた。

 劇中の重要なカギとなる“チェーンソー”を使い、作品の完成を記念した鏡開きも行った。

 「丁寧な暮らし」に勤しみ毎日を充実させている江口のりこ演じる主人公・桃子の周囲で不穏な出来事が起こり始め、乱れ始める日常を描くヒューマンサスペンスとなっている。

 この日、共演の小泉孝太郎、風吹ジュン、馬場ふみかも登壇した。

この記事の関連ニュース