昨オフに巨人を戦力外となり、育成選手として古巣復帰した日本ハム・鍵谷陽平投手（33）が、支配下選手登録されることが22日、分かった。近日中に正式発表される。
北海道七飯町出身の鍵谷は北海、中大を経て12年ドラフト3位で日本ハム入団。1年目の13年4月14日のオリックス戦でプロ初勝利を挙げ、球団では北海道移転10年の節目に北海道出身投手初の勝利投手となった。大谷（現ドジャース）の二刀流で沸いた16年には、中継ぎとして日本一に貢献。19年途中にトレード移籍した巨人でも19、20年のリーグ連覇に貢献した。
昨オフに度重なる故障も影響して巨人を戦力外となったが、育成契約で5年ぶりに古巣復帰。昨冬には「育成契約なので1番下からのスタート。また一から挑んでいくつもりでもう一度、プロ野球の世界に戻りたい」と語っていたように、今季はイースタン・リーグで13試合に登板し、防御率1・10と支配下復帰へのアピールに成功した。
セットアッパーとして日本ハム、巨人で3度の優勝を経験。プロ通算419試合登板のベテラン右腕が、後半戦のブルペンに厚みをもたらず。