◇大相撲名古屋場所10日目(2024年7月23日 愛知・ドルフィンズアリーナ)
日本相撲協会は23日、東十両2枚目の尊富士(25=伊勢ケ浜部屋)が10日目から休場すると発表した。
尊富士は、110年ぶりの新入幕優勝という歴史的偉業を果たした春場所で右足首靱帯を損傷し、夏場所は全休。史上最速優勝からわずか1場所という史上最速で十両に転落した今場所は、初日に間に合わず8日目から出場した。「自分が決めたことなので、出るからには勝つためにやるだけ」と覚悟を決めて臨み、圧倒的な強さで2連勝を飾っていた。
9日目の取組後には「相撲を取っていたらケガをする。元気(な体)で相撲を取ってみたい」と複雑な胸中を口にしていた。
ここまで2勝0敗7休。関取残留は確実な状況となっていた。この日の不戦敗で負け越しが決定する。