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「ザ・キャッチ」メイズさんは大谷翔平をうらやんでいた 息子が証言「彼の時代は許してもらえなかった」

スポニチアネックス 2024年7月23日 12時9分

 ドジャースは22日(日本時間23日)、本拠でのジャイアンツ戦前に、同地区で“宿敵”とも言える相手の“レジェンド”の追悼セレモニーを行った。

 通算3283安打を放ち、1954年のクリーブランド・インディアンスとのワールドシリーズで見せた「ザ・キャッチ」でも知られるウィリー・メイズさんは今年6月18日に93歳で亡くなった。セレモニーには、メイズの息子・マイケルさん(65)も出席した。

 メイズさんは首位打者1度、本塁打王と盗塁ををそれぞれ4度獲得するなど、走攻守で魅せた名選手。野球の人気拡大に貢献したという点ではベーブ・ルースと双璧と言われる。メイズさんは大谷翔平がメジャー挑戦で米国に来た際、うらやましがっていたことをマイケルさんが明かした。

 「なぜなら彼の時代は二刀流を許してもらえなかったからね。だからエンゼルスで両方を続けることが許されると知って、驚いていた」

 メイズさんも二刀流で行けたと思うか、の質問に「やれたと思うよ。プロに入る前は投手もやっていたからね。それだけじゃない、アメリカンフットボールではQBで、バスケットボールではポイントガードで活躍した」と言う。実際、メイズは14歳でセミプロのチームに投手として参加しており、メジャーでも外野からの返球で強肩を披露し、ファンを魅了した。

 メイズさんはその後も大谷のプレーに注目していたという。「もちろん、どれだけ二刀流を続けられるか気にしていた。そして長く続けられるように頑張ってほしいし、ケガをしないようにと言っていた。そしてほかの誰も成し遂げたことがないことを実現してと願っていた」とマイケルさんはレジェンドの在りし日の“思い”を話した。

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