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毒蝮三太夫 かつて「笑点」で座布団運び 回答参加もウケず談志さんにバカにされ「帰っちゃった」ことも

スポニチアネックス 2024年7月23日 16時38分

 タレントの毒蝮三太夫(88)が22日深夜放送のTOKYO FM「TOKYO SPEAKEASY」(月~木曜深夜1・00)に出演。落語家の立川談志さん(11年死去、享年75)との思い出を明かした。

 この日はお笑いコンビ「浅草キッド」の玉袋筋太郎とトークを展開。毒蝮の芸名は談志さんから付けられたものだとの話題となると「俺『ウルトラマン』やってたの。ちょうど同時期だよ。俺はアラシ隊員で、正義の味方で、日本を助けたわけだから、地球を」と振り返った。

 だが当時、番組でともにコントなどをやっていた談志さんから「『笑点』で座布団運べって」と座布団運びをするように言われたと言い、「これはつらかったよ」と毒蝮。「円楽、小円遊、こん平、歌丸、もう怪獣みたいなやつばっかりだよ。それでもうみんな大人気ですよ」と語った。

 毒蝮の前には二ツ目の落語家が座布団運びをしていたと言うが「談志はそれじゃ面白くないから、誰かひっぺがすやつがいたらいい」と毒蝮が指名されたのだとした。

 毒蝮は「ウルトラマン」にも出演していたため「冗談じゃないよ。俺は正義の味方で、スパイダーショットで怪獣をやっつけてんのに」と思ったという。

 それでも収録には毒蝮のファンだという子供が大勢駆けつけ、「アラシ」コールが。(五代目)三遊亭円楽さん、談志さんらが怒り出してしまったとした。

 そうして本番では「今も山田がやってるよね、最初あいさつしてるよ。それから俺ね、3問あるうちの1問答えたのよ」と大喜利の回答にも加わっていたと語り、玉袋を驚かせた。

 「俺ただ、引っ張り出して座布団あげたりするんじゃ面白くないじゃない。“俺にもやらせろ!”って言って」と毒蝮。すると結果は「全然ウケない」と散々だったと言い、「10回やって1回くらいウケることはあるけど、要するに雰囲気が違うワケよ。役者の俺がやってるから。アラシ隊員がそこでシャレを言ったって、変なもんだよ」と回顧した。

 そこで談志さんは「見ろ、素人がウケねえだろ。あいつはバカなんですよ。あいつは本当にね、背中にバカって書いてありますからね」などとバカにしたと言い、毒蝮は「そんなことばっかり言うんで俺頭に来てねえ、水道橋の駅の方へ帰っちゃったことがあるの。2本撮りのとこ1本終わって」と腹を立てたこともあったとした。

 するとディレクターが慌てて後を追って来たとし「連れ戻されてね、またやったんだよ。辞めようと思ったの」と笑ってみせた。

 それでも玉袋は「でもあれなんじゃないですか、バカだって談志師匠がイジってくるのは、蝮師匠にスポットライトを当てるためだったっていうんじゃないですか」とフォローを入れていた。

 

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