◇マイナビオールスターゲーム2024第1戦 全セ11―6全パ(2024年7月23日 エスコンF)
巨人の4年目右腕・山崎伊織投手(25)は全セの2番手として3回から登板。2回3安打無失点と好投して初の祭典を楽しんだ。
全セは打線が2回に3発を含む10安打9点と大爆発。山崎伊は9―1で迎えた3回に2番手としてマウンドに上がった。
最初に打席へ迎えた元同僚の代打・ポランコ(ロッテ)を一ゴロに打ち取ったあと、紅林(オリックス)には10球粘られたものの一邪飛。4番・万波(日本ハム)には3球連続で70キロ台の超スローカーブで勝負するも、3球目を左中間フェンス直撃の二塁打とされると、楽しそうな笑顔を見せた。
それでも田宮(日本ハム)を中飛に打ち取って無失点。イニングまたぎとなった4回は11―1とさらにリードが広がってのマウンドとなったが、郡司(日本ハム)を中飛、マルティネス(日本ハム)を左飛に仕留めた。
2死から上川畑(日本ハム)に左前打、岡(ロッテ)に左前打と連打されて一、二塁のピンチを迎えたが、水谷(日本ハム)をカットボールで空振り三振。得点は許さなかった。
山崎伊の投球内容は2回で打者9人に対して36球を投げ、3安打無失点。1三振を奪い、四死球なし、直球の最速は150キロだった。
山崎伊との一問一答は以下の通り。
――万波へのスローボール。
「山本祐大のサインで投げた。シーズン中にも投げてるボールなんで。投げようと思って投げたというか。いつも投げてます」
――楽しそうだった。
「打たれてもええやと思って投げられる。楽でした」
――大型ビジョンの顔写真が他の選手(巨人の育成右腕・山崎友輔投手)と間違えられた。
「歩く時に名前と顔を覚えてもらえたらいいなと思います」
――いつ分かった?
「(ポランコが)ファーストゴロで終わった時に丸さんが(岡本)和真さんになんか指差して言ってたんで。なんやろな、と思って。同期が映ってたっすね」
――ブルペンでは牧のホームランを。
「捕ったっす」
――どんな気持ち。
「ホームラン飛んできたら捕ろうかなと思ったんすけど、ホンマに飛んできて…。映ってました?良かったです」
――才木とは。
「昔から知ってるんで。しゃべりやすかったです」
――同い年。
「年近い選手が活躍していたら自分も頑張ろうと思いますし、負けたくないですし。でも楽しかったですね、オールスター」
――また出たい?
「そうですね。でもまたシーズンに入るんで、気を引き締めて頑張りたいと思います」