イタリア・セリエAのパルマに加入した日本代表GK鈴木彩艶（21）が24日、入団会見に臨んだ。既にチーム合流から1週間を過ごして20日の親善試合アントワープ戦で実戦デビューも果たしている鈴木は「初日からチーム全体の愛情を感じた。チームメートや監督だけでなく、働いている職員全体」と歓迎ぶりを明かし「セリエAは素晴らしいGKがトップレベルのリーグ。プレーの機会を与えてもらったので全力を尽くしたい」と訴えた。
ベルギー1部シントトロイデンからパルマ加入を決断した決め手に関しては「他のどのチームよりも自分を求めてくれた。全てをささげ、さらに成長したい」と強調。自身の持ち味を聞かれると「1つはフィジカルの強さ。チームを助けるロングスローが可能。チームメートと連係を深められるようにペッキア監督のサッカーを学習している」と応じた。
パルマではかつてユベントスとイタリア代表で活躍し、世界屈指のGKと称えられたブッフォンがキャリアをスタートさせたクラブとして知られている。
鈴木は「ブッフォンを含めて素晴らしいGKがプレーしていたことは知っているけど、彼が最初にプレーしていたころは生まれていなかったよ。でも彼らのように記憶されるようになれれば」と語った。