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全パの日本ハム・山崎「2番・投手兼DH」で初回球宴初安打も直後に最悪9失点に苦笑い「名前を刻めた」

スポニチアネックス 2024年7月24日 6時2分

 ◇マイナビオールスターゲーム2024第1戦 全パ6―11全セ(2024年7月23日 エスコンF)

 全パ・山崎(日本ハム)は先発投手がDHを解除せずに打席に立てる「大谷ルール」を適用し「2番・投手兼DH」で先発。初回を3者凡退に抑えた直後の攻撃で左前に球宴初安打を放つも、2回に10安打で9失点。1イニング9失点は球宴ワーストとなったが「歴史的な記録をつくれた。良くはないけど名前を刻めた」と笑った。

 山崎が異例の形で出場しただけでなく、ファン投票で捕手で選出された田宮が二塁、一塁手のマルティネスが捕手、二塁の上川畑が遊撃を守り、ともに日本ハムOBでもある岡(ロッテ)が一塁、近藤(ソフトバンク)が左翼に入って“ハム勢ジャック”が実現。新庄監督の発案で日本ハムの先発7人(河野、田中正も含めると9人)は球団創設期など歴代の別々のユニホームで登場するなど地元のファンを大いに盛り上げた。(田中 健人)

 ≪23年からルール適用≫DH制の試合で先発投手が打つ場合、22年まではDH制を使わず投手が打順に入るしかなかったが、23年からは先発、DHの両方で打順表に記載できるように。メジャーで前年から採用された、いわゆる「大谷ルール」で投手として降板してもDHで残れるようになり、逆にDHを退いても投手として続投できるようになった。なお、このルールの日本で初適用はイースタン・リーグの昨年3月19日の日本ハム対ヤクルト戦。日本ハムの上原が「6番・投手兼DH」として先発した。

 ≪パ球団では史上初≫全パの先発メンバーのうち日本ハム選手が7人。球宴で同一球団の選手7人が先発出場したのは54年第1、2戦巨人、55年第1戦阪神、03年第1戦阪神、23年第1戦阪神に次いで6度目で、パ球団では初めて。

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