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競泳・瀬戸大也が水深2・2Mの本番プールを歓迎「辰巳っぽい」

スポニチアネックス 2024年7月24日 2時55分

 競泳のパリ五輪日本代表が23日、本番会場のラデファンス・アリーナで初練習を行った。男子個人メドレー2種目に出場する瀬戸大也(30)は「今は4個メ(400メートル個人メドレー)しか考えていない。400が成功すれば200もついてくる」と、まずは28日に予選、決勝を行う400メートル個人メドレーに集中。最初の種目でメダルを手にして勢いに乗り8月1、2日の200メートル個人メドレーにつなげるイメージを描いた。

 本番プール水深は2メートル20。国際大会のスタンダードである3メートルより浅い。戸惑う選手もいる中で「(水深は)あんまり関係ない。皆、一緒。逆に辰巳っぽくていい。海外勢の方が2メートルに慣れていないので圧迫感を感じると思う」と歓迎。持ち前のプラス思考を発揮して、かつての日本水泳界の聖地で23年3月に閉鎖された水深2メートルの辰巳国際水泳場に重ね合わせた。

 東京五輪の400メートル個人メドレーは予選9位で敗退。コロナ禍で事前大会がほとんどなく情報が少ない中で、通過ラインのタイムを読み違えたことが響いた。「今回は(事前の)試合数も多いので、ある程度めぼしはつけられている。4分10秒を割ってこないと安心できない」。3年前の反省を生かして、組2位以上での予選通過を狙う。

 体重は昨秋のアジア大会から約8キも落として、75・5キロ。「どんぴしゃ」と計画通りに体を絞り込んだ。「これやっとけばよかったとか、あれをやりそびれたということはない。久しぶりに自信を持って堂々とスタート台に立てる」。“新怪物”と称される世界記録保持者のマルシャン(フランス)がいるだけに金メダルは現実的ではないが、2大会ぶりの表彰台は譲らない。

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