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「虎に翼」涼子母&執事も帰らぬ人に…玉ちゃん“涙の覚悟”ネットもらい泣き「切なすぎ…演技を超えて」

スポニチアネックス 2024年7月24日 8時16分

 女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は24日、第83話が放送された。話題のシーンを振り返る。

 <※以下、ネタバレ有>

 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛ける朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となる。

 第83話は日曜日、喫茶ライトハウス。玉(羽瀬川なぎ)は佐田寅子(伊藤沙莉)に「寅子さんのお気持ちに甘えていいならば、お願いがあります。お力を貸してください。お嬢様を自由にして差し上げたいんです」。そして、市内で頻発するひったくり事件の犯人と名乗る人物が自首してきたと星航一(岡田将生)から連絡が入る。おかしなことに、19歳・元木俊雄(山時聡真)を含む7人の少年たちは学校も違い、何のつながりもなく…という展開。

 涼子の母・寿子(筒井真理子)は長期療養の後、戦時中に亡くなった。それからすぐ東京大空襲。執事の岸田(奥田洋平)も帰らぬ人となった。玉は腰を強打し、車いす生活に。戦後、華族制度は廃止された。

 「あんなに優秀だった涼子が、法律の道を捨てて、必死に守ろうとしたものは、敗戦後にできた憲法によって、跡形もなく消え去ってしまったのです」(語り・尾野真千子)

 1948年(昭和23年)、涼子は新潟の別荘を売り、第2の人生、喫茶ライトハウスを始めるため、物件を購入。玉は初めて涼子が有馬男爵の子息と離婚したことを知った。

 「原因は絶対私です。身体障害者福祉法、という法律ができたのをご存じですか?新潟市内に、私のような人たちに治療や職業訓練をしながら生活を支援する、更生指導所というところがあるそうです。私がそういった施設に入れるように、お力添えいただけませんか?私がいなくなれば、お嬢様は自由になれるんです。どうかお嬢様を自由に。身分からもお母様からも解放されたのにこれじゃ、あんまりです」

 SNS上には「玉ちゃんの想いが切なすぎて、涙が止まらん」「玉ちゃんの心からの涙にもらい泣き。演技を超えていた。凄い」「離婚は玉ちゃんのせいじゃない」「今の涼子様は昔よりも自由に見える」「玉ちゃんは涼子様にとって支えであり“私の特別”な家族で友達でもある。でも、自分はお嬢様の足枷と感じている玉ちゃんはついね。よね・轟が身体障害者福祉法について説明する場面があったのは、前フリでもあったのか」などの声。視聴者の涙を誘った。

 玉の“涙の覚悟”に、寅子は返事を保留したが、果たして。

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